- 定家仮名遣い
- ていかかなづかい【定家仮名遣い】藤原定家が平安後期の仮名文献をもとに「お」「を」, 「え」「ゑ」「へ」, 「い」「ゐ」「ひ」の八つの仮名の使い分けを示したもの。 「お」「を」についてはアクセントの高低によって定めたと推定される。 定家の作と伝える「下官集」の「嫌文字事」の条に, 八つの仮名の用い方が示されている。 のち行阿(源知行)が「仮名文字遣」において「ほ」「わ」「は」「む」「う」「ふ」の六字を増補し, 江戸中期まで歌人の間で広く用いられた。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.